駒込~田端② [山手線ジグザグ散歩]
75.富士見橋
山手線の内側を東へ歩き、富士見橋を滝野川方面へと渡ります。
富士見橋というくらいだから、橋の上から富士山が見えるんでしょうね。
上の写真の道は台地の上を西北から東南へ走る道で、
富士山はちょうどる西南の方角。見やすい角度になっています。
さて、橋を渡ってはたと困りました。
線路沿いに歩いたら行き止まり。
田端駅の方向へ線路を渡る道がありません。
目の前に京浜東北線と新幹線の線路が立ちはだかってしまいました。
仕方がないので、住宅街を抜け、
京浜東北線に沿って土手の上を北へ、
田端とは反対方向へ歩かざるをえません。
かつて、この辺りにモチ坂という急斜面を蛇行して降りる坂があったそうです。
明治以降、鉄道の敷設で風情のある江戸の坂がことごとく分断されてしまったことがわかります。
これから行く谷中の方にも、そんな坂があります。
この崖の上にミヤリサン製薬の建物があります。
高崎線や宇都宮線を利用している方には、
尾久駅から見える、ミヤリサンの文字の真下にいるといえば、
わかりやすいかもしれません。
で、だらだら坂を下り、歩いて歩いて
上中里駅の手前で、やっと橋が現れました。
車坂跨線橋。
橋の名前に「車」がついていますが、
クルマの通りは少ないですね。
橋を渡り、人気のない道を、田端方面にUターンしましょう。
この辺りは、周りに高い建物がありません。
町はずれの一本道を歩いているような気分です。
京浜東北・上越新幹線と東北本線は、西日暮里駅で分かれ、
王子駅の手前で合流します。
その間の線路に囲まれた細長い島になっている地帯に入りました。
この付近はJRの巨大な基地があります。
鉄道マニアではありませんが、いろいろな車輌が置かれていて、
歩いていて楽しいですね。
上野から高崎線に乗ると尾久駅で、線路の海が見えますが、
その海の真ん中にいる感じです。
貨物線の踏切。
時間が止まっています。
ここが都心から30分以内で来られる場所とは思えませんよね。
さあ、やっと田端駅が近づいてきました。
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