#11 世田谷区最北端 [23区最果てツアー]
鳥のくちばし
23区最果てシリーズ。
今回は世田谷区の最北端 北烏山5丁目です。
このあたりは、三鷹市が東に細く食い込んでいるため、
地図を見ると鳥のくちばしのような形をしています。
http://www.mapion.co.jp/m/35.6778441666667_139.59455_8/
なんでこんなことになったんでしょうかねぇ?
したがって、北烏山5丁目の西のはずれから南へ歩くと
一回、三鷹市牟礼二丁目になり、
すぐにまた世田谷区北烏山七丁目になります。
ちなみに、そのくちばしの先端はこのあたりです。
上のくちばしにそって東へ歩きましょう。
朝日生命久我山体育館。
体操の名選手を数々生みだした体育館です。
さらに東へ行くと、、
京王線千歳烏山駅方面へ南東に走る「寺町通り」に出ます。
このあたりもまだ北烏山5丁目。
この辺りは、20以上のお寺が集中し、
なかなか風情のある場所です。
とはいえ、有名な観光地でもないし、
日本史に載るような故事は思い当たらないし、
なぜ、この地にお寺が集中しているのか、
不思議な気がします。
それもそのはず、
これらは、関東大震災後に本所や神田など、
東京の下町から引っ越してきたお寺なんです。
お寺が引っ越さなければならないんですからねえ。
それも広範囲に及んだわけだから、
いかに震災による被害が大きかったかが伺えます。
「烏有に帰す」という言葉がありますが、
だから烏山へ移転した、
というわけでもないでしょうが、
本堂の建物も樹木も比較的新しいんですね。。
いくつか観てみましょう。
まずは、瑞仙山 高源院
昭和初期まで、品川にあったそうです。
横河山 永願寺
こちらも、もとは神田にあったお寺。
本覚山 妙壽寺
こちらは本所
春陽山 永隆寺
インド風の建物は、天護山 妙祐寺
桜田山 存明寺
は麻布 天現橋の近くからこの地に移ってきたお寺
こちらも湯島から大正時代に移ってきた
妙祐山 幸龍寺。
鳥越山 常栄寺
野條山 乗満寺
関東大震災のあった大正時代、この地は荒れ地だったようです。
そこに寺が建てられ、樹木を植えられ、
やっとお寺らしい風景が見られるようになってきたということなのでしょう。
散歩コースにお薦め!
こんにちは、はじめまして。
面白そうなblogですね。
僕も都内、首都圏を歩き回ってます。
これからじっくり読まさせて頂きます。
by zpa (2010-05-15 16:35)
zpaさん、コメントありがとうございます。
リンク先を拝見させていただきました。
横浜も崖や坂が多くて、
住宅街の中にトンネルや陸橋がクロスしている
面白い景色のある街ですよね。
保土ヶ谷とか、山手とか大好きです。
私の最果てツアーはまだ80以上残っていまして、
いつ完結するかわかりませんが、
ぼちぼち続けていこうと思っています。
一緒に回る人いないかなあ、でも、こんなバカなことする人いないだろうなあ、とか思ってます。(笑)
by Cliff (2010-05-16 07:43)