14 千登世橋 [山手線内跨道橋巡り]
人もクルマも上と下を通過する跨道橋。
東京の都心にありながら、
一つの場所で二つの世界がクロスしている場所を巡っています。
14番目は東京の名橋、千登世橋です。
千登世橋は、豊島区目白と雑司ヶ谷の間
二つの台地の間に架けられた橋です。
橋上は東西に走る目白通り、
下は南北の明治通り、
二つの大通りがここでクロスします。
下の写真は、目白通り
東を向いた景色で、この先に日本女子大学があります。
千登世橋は、たくさんの女子大生が渡る橋でもあります。
こちらが西側。
西には学習院大学があります。
目白通りと明治通りは北側の坂でつながります。
どちらの通りも交通量が多いです。
千登世橋の周辺は、急坂が多く
また高低差も大きいことから、
早い時代から橋を必要としていたようで、
この大事業が行われたのは昭和初期
橋の竣工は昭和7年です。
東京都では、この橋の歴史的価値を守るため、
平成2年に、親柱、橋の側灯など
修景作業を施し、現在に至っています。
今度は、橋の上からの眺めです。
明治通り、北側。
遠くに見えるのは池袋のビル街です。
こちら南側。
早稲田大学、歌舞伎町へと続きます。
最後は東側に隣接する千登世小橋からの景色です。
私は都電マニアではありませんが、
ここから見た電車の走る風景が好きです。
都電は鬼子母神駅から、池袋の東を北上し
大塚、王子へと向かいます。
遠くにみえる高層ビルは池袋のサンシャイン60。
早稲田へと向かう都電。
ここから見る景色は、
都電の写真では定番ですね。
鬼子母神、日本女子大学、桜並木のある神田川、新江戸川公園・・・
千登世橋の周辺には緑が多いですね。
それだけに、不動産業者に狙われやすい場所でもあります。
しばらくしたら、この景色も大きく変わっているかもしれません。
散歩するなら今のうち。
お薦めですよ。
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